あふれる、想い
今日は合コンの日


今は学校の玄関


「合コン仲間の川村芙美」


「芙美って呼んでね
辻さんだよね?」


ん?
私の事知ってるのかなぁ


「1年の時、岡野と同じクラスだったんだ」


ドキッ


「そうなんだ
私の事は愛結って呼んでね」


「うん、よろしくね」


「よろしくね」


芙美ちゃんは大人っぽい感じだけど
すっごい気さくで喋りやすい子


向かった先には
かなりカッコいい子が4人いた


芙美ちゃんが紹介してくれる

芙美ちゃんの中学の友達のコウキ

その友達のヨウスケとアキラとサトシ


「すっごいカッコいい子ばかりだね」

菜々が喜んでる


確かにカッコいいけど…

興味がないからテンション下がり気味


みんながカラオケで盛り上がってるから
それに合わせる



「ねぇねぇ愛結ちゃんって可愛いね」


えーと…確かサトシくんだったかな

とりあえず笑って誤魔化した


「メアド交換しない?」


「えっ…」


「携帯出して、出して」


とりあえず赤外線で交換した


たぶん連絡しないだろうけど…

ってか何で私、合コンに来てるんだろう


次に行こうって話になったけど
麻紀ちゃんとパスして2人で帰った


「愛結ちゃんメアド聞かれてたね~」


「うん、麻紀ちゃんは?」


「私もコウキくんに聞かれたよ
あっ、私こっちだから
また明日ね
ばいばーい」


「うん、明日ね
バイバイ」


その日は何だか無性に疲れて
早めに眠りについた




< 151 / 290 >

この作品をシェア

pagetop