あふれる、想い
俺は全力で走った
あっ…居た!!!
って、おいっ!!!
「そんな事言って彼氏来ないじゃん
そんな奴放っておいて
俺らと遊びに行こうよ?」
「遠慮します
もう来ると思うし…」
愛結が本気で嫌がってるけど
男2人組は愛結の肩を抱こうとしてる
「ちょっと触んないでよっ」
本気でムカつくっ
「愛結お待たせ」
愛結はホッとした顔をした
「俺の女になんか用?」
「ちっ…」
2人はしぶしぶ愛結花から離れて行った
ムカつくけど…俺が悪いよな
「本当ごめんな」
顔の前で両手を合わせて謝った
「本当だよ~
すっごい寒いし…変なのに絡まれるし」
「本当、俺が悪いよな
まぢごめんな」
頬を膨らませた愛結花に必死で謝った
……許してくれ…ねーかな?
「ぷっあははは
最初から怒ってないよーだ」
「おいおーい
本気で許して貰えないかと思ったじゃねーかよ」
「遅刻した翔が悪いんでしょ
寒いからココアでも奢ってよ」
ニコッと笑った愛結花
「それで遅刻を許してくれるなら
全然オッケーだし」
俺達は近くのカフェに入った