あふれる、想い
愛結花とはクラスが隣でも
今年は受験生でも
俺達には楽しい事が沢山ある
俺達は始業式が終わった後
5人でカラオケに向かった
飲み物とテーブルにいっぱいの食べ物
「フリータイムだから歌い放題だよ」
いつも通り騒いでる大橋
「麻紀ちゃんと菜々ちゃん2人で
何か歌ってよ」
女に気配りを忘れない慶吾
「ってかトップなんて嫌だ」
綺麗な顔立ちに似合わず毒舌な山口
「また村上君が麻紀ちゃんに怒られてる~」
楽しそうに笑う愛結花
結局トップは大橋に曲を入れられて
慶吾が歌い始めた
「ってかいつもカラオケじゃね?」
「いいの~!!
私がカラオケ好きなんだから
ケチつけんなっ」
「菜々の言うとおり
そうだ、そうだ~」
大橋と山口には叶わないな
「俺の歌を聞け~」
「聞いてるよ~
相変わらず歌上手いね」
文句を言う慶吾に
愛結花が答えてる
本当気配り上手だよな
カラオケの帰り
2人で寄り添い歩きながら
家まで送る事にした
付き合って3ヶ月
まだキスしかしてない
愛結花の心に岡野がいるのを知ってるから…
俺の事…好きだよな?
「なぁ愛結は俺の事どう思ってる?」
「ん?…好きだよ」
照れくさそうに笑ってる
それって本心だよな?
「俺も…」
俺は不安に思って愛結花を抱きしめた
「翔の事ちゃんと好きだよ」
俺はそっと愛結花にキスをした