あふれる、想い

翔はいつも傍にいてくれた


だから…ずっと傍にいれくれる


そんな傲慢な気持ちがあった



不安にさせても

翔はいつも隣にいてくれるって…



…浮気されるなんて思ってなかった



でも…何も言えない


だって…翔を好きにならなきゃ

翔だけを見なきゃ


そう思う度に蓮の事ばかり考えてたから…



翔を好きな気持ちは確かにある



だけど…蓮を好きな気持ちとは違う


蓮を好きな気持ちは

言葉で表せれないぐらい湧き上がる気持ち



翔を好きな気持ちは

穏やかな癒される気持ち


翔に抱かれて皮肉にもその気持ちに気づいた



でも…翔を選んだんだから

翔を愛していこう

愛していける


そう思ってた


けど…そう思った時点で間違ってる


だって…恋愛って思い込ませてするもんじゃない



だけど、翔の隣が居心地良くて

想われている事が…

…翔がくれる優しさで満たされてた


いつかは心から好きになれる

そう思ってた

好きになれるって…




想いは違ってても

蓮も…翔も…好き




公園に入った瞬間

温かいぬくもりを腕に感じた


「愛結…話を聞いてくれ」


翔の切なそうな声


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