あふれる、想い

―ayuka―

翔がくれたプレゼントを開けた


「可愛い」


月の飾りがついてるピアス


「前に愛結が俺の事を
月みたいだって言ってたからさ」


照れながら笑う翔が可愛い


私があげたブレスレットをつけて見せてくれる


「私も大切にするね」


早速ピアスをつけかえた


お互いの間に穏やかな時間が流れる


翔の顔が近づいてきて
瞳を閉じた


優しいキス


角度を変えながら何度もキスを受ける


翔と絡めあう舌


翔を身体中に感じて受け入れる


初めて翔と結ばれた時は
純粋に喜べなかった



「翔…大好きだよ」


「愛結…愛してる」


「……愛してる」


強く抱き合った



優しく愛おしく大切に抱きしめてくれる


私も翔の背中に手を回した


幸せを感じられるクリスマスイヴ



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