あふれる、想い
最初は山口を好きだと錯覚してた
だけど…心から好きになったのは
3年間で
愛結花
唯一人だ
愛してた
誰よりも…何よりも…
愛おしい
初めて知った感情
離れたくない
ずっと傍で居たい
俺の愛結花でいて欲しい
でもな
愛結花が俺を好きになってくれて
俺は幸せだった
愛結花から貰えたものも多かったんだ
それは否定したくない
あの時こうしていれば良かった
気づくのが遅すぎた
俺の手をすり抜けた愛結花を見て
俺は何度となく後悔した
だけど…その手を掴めて
俺は後悔してない
バカをやった時もあった
だけど…本気で愛してた
愛結花がいただけで全てが特別だった
「…あ…ゆか…」
愛結花の笑顔が好きだった
これからも笑っていて欲しい
「…さよなら…」
俺は涙を拭って空を見上げた
これから先また恋をするかもしれない
でも…愛結花みたいに
惚れれる女は現れないだろう
それだけ愛してた
いや…今でも愛してる
俺の心に愛結花は居続ける
誰かを愛せる日がきても
きっと消えない
愛結花の言うとおり俺は月だから
どこにいても愛結花の闇を照らすよ
楽になるためでも
いい人ぶるつもりでもなく
ただ…
愛結花がいつも笑っていられるようにと…
俺の好きな笑顔を絶やさないようにと…