あふれる、想い

「なぁなんで愛結花は
俺と付き合ってくれないんだ?」


「ん~
らって怖いんらもん」



怖い??


何が??



「何が怖い?
俺、ぜってー愛結花を守るぞ?」



「んふ、嬉しいぃ
でもね
またいなくなっちゃうんらないかって…グスン」



愛結花が泣き出した


ヤベっ!!


飲ませすぎた?!?!


ってか泣き上戸??


でも…俺が不安にさせたんだよな



「俺、もう絶対どこにもいかないから!!!」



「でも…他に好きな人が出来たら?」



俺を上目遣いで

酔って潤んだ目で見て


俺…相当ヤバい



「愛結花以外、好きになれねーよ
今なるぐらいなら
アメリカで他の女に
逃げに走ってた

それが出来なかったし
これからも変わんない

俺は愛結花だけにしか心動かない

そう言いきれる」




「ごめんね
私は翔に…逃げたから…」



「そうじゃねーよ
責めてるんじゃねーから
俺の気持ち知って欲しいだけ

どれだけ愛結花に本気かって」


俺が優しく微笑むと

愛結花は頬を赤くしだした



「そんな顔ずるい」


「はっ?!
愛結花の顔のがずるいし?」


俺がニヤニヤ笑うと
愛結花が俺の太股に手を置いた




愛結花が手を置いた部分に

身体中の熱が集まって

すっげー熱い



「誘ってんのか?」


「んふふ」


誘ってんだよな?


知らねーぞ


俺だって男なんだからな…



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