あふれる、想い


2人で蛍を見て…



2匹の蛍が仲良くくっ付いて飛んでた


「綺麗~」


「俺と愛結花みたいだな」


「本当だね」


…2人の愛を知った




星を見て…


「星も綺麗だね~」


「また蓮とこの景色を見たいな」


「おぅ、この先もずっとな」


…未来を夢見た



蓮と初めて結ばれたのもここでだった


「愛結花…愛してる」

「愛してるよ…蓮」


…愛を囁きあった



あの日見た星を忘れないように…

そう蓮が贈ってくれたネックレス



胸元にはないけど

ちゃんと心にはあの日の星があるよ




「ずっと一緒」


「ずっと離れないから」



あの日誓った永遠の約束


幼かった私達



幼かった私



ねぇ…あの頃から

何も成長出来てないね




ううん

あの頃は純粋に思う気持ちがあった




いつから自分が1番になった?



いつから臆病になった??



いつから素直になれなくなった?





あの日の私は…どこにいっちゃったの??




風が私を包む


そして…流れていく


温かい風が話しかけてくれる気分になる



ちゃんと自分と向き合ってごらん


そう聞こえる



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