あふれる、想い
「明日香~?」
目の前では困った矢野君に
起こされてる明日香
「やだッ!!眠い」
「明日香は…寝起き悪いよ」
ボケーっとしながら答えた
明日香は寝起きすっごい機嫌が悪い
「まじで?!
辻ちゃん起こしてよ」
「えぇ仕方ないな~」
絶対機嫌悪くなるよ
矢野君とは反対の方から声かけた
「明日香、大変!!
矢野君が女の子に声かけられてる」
「うそっ!!!
どこ??」
明日香は怒りながら飛び起きた
「あははは」
笑い出した蓮と矢野君
「…愛結花~
どういう事かな?」
ひぇ~怒ってるよ~
でも、こうでもしないと起きないもん
「だって明日香起きないんだもん
ごめんね」
「それにしてもね~」
「あっ駅着くぞ
降りなきゃ」
蓮がウィンクしながら助けてくれるから
4人で電車を降りた
まだブツブツ文句を言ってる明日香
「俺は明日香の愛を感じたな~」
嬉しそうに言う矢野君の一言で
明日香は機嫌を直した
仲良しで良い事だよね
ちょっと遠いから…
そう言われてタクシーで向かう