あふれる、想い

放課後、明日香に掴まった


「愛結ちゃん?」


「ちゃん??」


「帰りにカキ氷食べて帰ろ?」


「うん、良いよ」


明日香と近くの甘味屋さんに入った


「私は宇治ミルク金時、愛結は?」


「じゃあ私は氷あずき」


かき氷が運ばれて来た


ここのかき氷は大きめなんだよね


「「美味し~い」」


2人でニコニコ食べるけど

明日香がニヤリっとした


「さっき岡野に呼び出されたでしょ?」


「あぁ…うん」


好きって言われたんだよね


「告られたっしょ?」


「なな何で知ってんの?」


もしかして…覗いてた?


「なーに不審そうな顔してんのよ
愛結は結構モテるんだよ」


「何で~?
顔とか普通だよ??」


「まぁ確かに顔は普通だよ
でも、性格いいからね」


普通って…はっきり言われると
ちょっと…軽くショックなんですけど…


でも、親友に性格がいいって言われて嬉しい


「明日香だ~いすき」


「私も愛結大好きだよ
って事でここ愛結の奢りね」


「何でだよ」


2人で笑った


最近、上條の事で悩んでたから
久々に心から楽しいと思えたなぁ


「もうさ、上條やめて岡野にすれば?」


「ん~でも岡野君は友達だもん」


「好きになるかもしれないじゃん?」

好きに…なれるのかな…

< 9 / 290 >

この作品をシェア

pagetop