あふれる、想い
放課後、明日香に掴まった
「愛結ちゃん?」
「ちゃん??」
「帰りにカキ氷食べて帰ろ?」
「うん、良いよ」
明日香と近くの甘味屋さんに入った
「私は宇治ミルク金時、愛結は?」
「じゃあ私は氷あずき」
かき氷が運ばれて来た
ここのかき氷は大きめなんだよね
「「美味し~い」」
2人でニコニコ食べるけど
明日香がニヤリっとした
「さっき岡野に呼び出されたでしょ?」
「あぁ…うん」
好きって言われたんだよね
「告られたっしょ?」
「なな何で知ってんの?」
もしかして…覗いてた?
「なーに不審そうな顔してんのよ
愛結は結構モテるんだよ」
「何で~?
顔とか普通だよ??」
「まぁ確かに顔は普通だよ
でも、性格いいからね」
普通って…はっきり言われると
ちょっと…軽くショックなんですけど…
でも、親友に性格がいいって言われて嬉しい
「明日香だ~いすき」
「私も愛結大好きだよ
って事でここ愛結の奢りね」
「何でだよ」
2人で笑った
最近、上條の事で悩んでたから
久々に心から楽しいと思えたなぁ
「もうさ、上條やめて岡野にすれば?」
「ん~でも岡野君は友達だもん」
「好きになるかもしれないじゃん?」
好きに…なれるのかな…