チャラい×真面目=事件!?
「現場に行きたい?」
「はい。体調も大分回復してきていますし、付き添い有りで1時間程度なら外出しても良いと許可が出たので。」
色平は病院に設置されている公衆電話から、午戸兎へと電話をかけていた。
「俺達は良いが…まぁ、医者が言うなら大丈夫だろうが、無理はしないでくれよ。折角、治ってきているんだから。」
「分かってます。」
現場を見れば、霧がかかったようなこの記憶にも晴れる兆しがあるのではないか。
そう思い、医者にちょっとだけ、ほんのちょっとだけ押し切った形で外出許可を貰った。
「ここが、私が倒れていた場所……」
色平は、上郡と蠍髪と共に現場に来ていた。
「確かにここら辺は巡回していたところだけど、ここまで奥には入ったことは一度もないんだけど。」
「奥まったところだからねー。巡回にしてはやりすぎ感あるし。」
覚えている巡回の範囲まで戻ることにした。
自力で歩けるものの、頼りは松葉杖。
病院内での移動は基本的に車椅子だが、細かい道や階段がある現場周辺を見るのには逆に不便という結論になった為、行動しやすい松葉杖を借りてきた。
「はい。体調も大分回復してきていますし、付き添い有りで1時間程度なら外出しても良いと許可が出たので。」
色平は病院に設置されている公衆電話から、午戸兎へと電話をかけていた。
「俺達は良いが…まぁ、医者が言うなら大丈夫だろうが、無理はしないでくれよ。折角、治ってきているんだから。」
「分かってます。」
現場を見れば、霧がかかったようなこの記憶にも晴れる兆しがあるのではないか。
そう思い、医者にちょっとだけ、ほんのちょっとだけ押し切った形で外出許可を貰った。
「ここが、私が倒れていた場所……」
色平は、上郡と蠍髪と共に現場に来ていた。
「確かにここら辺は巡回していたところだけど、ここまで奥には入ったことは一度もないんだけど。」
「奥まったところだからねー。巡回にしてはやりすぎ感あるし。」
覚えている巡回の範囲まで戻ることにした。
自力で歩けるものの、頼りは松葉杖。
病院内での移動は基本的に車椅子だが、細かい道や階段がある現場周辺を見るのには逆に不便という結論になった為、行動しやすい松葉杖を借りてきた。