チャラい×真面目=事件!?
「ここまで来ると人通りがあるんだな。」
「ほんと、ちょっとの差ね。」
巡回範囲の開始付近。
大通りから1本入った、住宅が軒を連ねる一方通行道。
抜け道にもなっているので、通勤時間帯でなくてもちらほら人通りはある。
しかし倉庫周辺は、資材を運ぶ為だろうか。
車が1台通れる広さはある道だが、連ねている全ての住宅の裏手に当たり人通りも明かりもほとんど無い。
いかに色平を見付けた新聞配達員の存在が、どれほど貴重だったか良く分かる。
「あ、バイク。俺も高校の時憧れたなぁ。特に白バイ。キツそうで止めたけど。」
「あんたの憧れなんてどうでもいいのよ!」
上郡と蠍髪が言い合っている内に、3人の脇を通り過ぎたバイク。
「バイク……………」
「え?色平、もしかしてバイク好き?マジで?俺、免許持ってないんだけど…」
「だから、どうでもいいんだって!」
2人の会話も耳に届かないくらい、色平は後ろ姿のバイクを見つめる。
小型で黒い色をして、フルフェイスのメットを被った人が乗ったバイクを。
「ほんと、ちょっとの差ね。」
巡回範囲の開始付近。
大通りから1本入った、住宅が軒を連ねる一方通行道。
抜け道にもなっているので、通勤時間帯でなくてもちらほら人通りはある。
しかし倉庫周辺は、資材を運ぶ為だろうか。
車が1台通れる広さはある道だが、連ねている全ての住宅の裏手に当たり人通りも明かりもほとんど無い。
いかに色平を見付けた新聞配達員の存在が、どれほど貴重だったか良く分かる。
「あ、バイク。俺も高校の時憧れたなぁ。特に白バイ。キツそうで止めたけど。」
「あんたの憧れなんてどうでもいいのよ!」
上郡と蠍髪が言い合っている内に、3人の脇を通り過ぎたバイク。
「バイク……………」
「え?色平、もしかしてバイク好き?マジで?俺、免許持ってないんだけど…」
「だから、どうでもいいんだって!」
2人の会話も耳に届かないくらい、色平は後ろ姿のバイクを見つめる。
小型で黒い色をして、フルフェイスのメットを被った人が乗ったバイクを。