チャラい×真面目=事件!?
「(…………どこに行った?)」
階段を上りきったところで、人影を見失ってしまった。
「(見た目、長年使われていない倉庫といった感じだけど。ヤクの取引とか?……にしては、人気が無さすぎよね。)」
気配や影に注意しながら、倉庫内を探ることにした。
寂れた外観と相違なく、中も同じで錆びた鉄の匂いがする。
割れた窓から射し込む月明かりが、資材が乱雑に置きっぱなしの倉庫内を淡く照らす。
「(……?何あれ?)」
目を凝らしながら慎重に見回していると、倉庫の中心より少し奥に両脇を資材に挟まれる形で布が被さった何かがあった。
倉庫内の他のものに比べて真新しそうなその布。
近付いてみると………………
「(足!!?)」
布からはみ出していたのは、赤いヒールを履いた女性の左足だった。
「(冷たい…………もう亡くなっている。)」
布を取って見ると、20代~30代と思われる女性が横たわっていた。
死亡してから時間が経っているのだろう、触れた女性の身体は冷たかった。
階段を上りきったところで、人影を見失ってしまった。
「(見た目、長年使われていない倉庫といった感じだけど。ヤクの取引とか?……にしては、人気が無さすぎよね。)」
気配や影に注意しながら、倉庫内を探ることにした。
寂れた外観と相違なく、中も同じで錆びた鉄の匂いがする。
割れた窓から射し込む月明かりが、資材が乱雑に置きっぱなしの倉庫内を淡く照らす。
「(……?何あれ?)」
目を凝らしながら慎重に見回していると、倉庫の中心より少し奥に両脇を資材に挟まれる形で布が被さった何かがあった。
倉庫内の他のものに比べて真新しそうなその布。
近付いてみると………………
「(足!!?)」
布からはみ出していたのは、赤いヒールを履いた女性の左足だった。
「(冷たい…………もう亡くなっている。)」
布を取って見ると、20代~30代と思われる女性が横たわっていた。
死亡してから時間が経っているのだろう、触れた女性の身体は冷たかった。