チャラい×真面目=事件!?
警察を呼ぶと騒いだ街狐に逆上し、首を絞めてしまった。
我に返った向鼠は、目の前の動かなくなった街狐の処理に困り、警らが解除されたあの倉庫に一旦運んだ。
人里離れた山奥にでも遺棄しようと、運ぼうとした時に色平に死体を見付けられ仕方なく襲った。
階段から落ち動かなかったので死んだと思いそのまま放置し、街狐の遺体を山奥に運び遺棄した、という顛末だ。
「俺のプロポーズ断るわ、色平に見付かるわ、雨が降って死体が見付かるわ、記憶喪失っていうから記憶戻る前に殺ろうとしたら失敗するわ………、全く、ついてないぜ。」
経緯をペラペラ話し、尚且つ反省も後悔も微塵も無い向鼠に、この場にいる皆が怒りで顔が歪む。
向鼠を取り押さえている、事件には関わっていない警官でさえ。
「お前の言い分は良く分かった。取り調べでも、検察でも、裁判でも、そう言え。それ相応の処遇が待っているから、覚悟しておけ。」
「(怖っ……!)」
静かに話す午戸兎。
しかし、顔の雰囲気も手伝ってかなり怖い。
普段見慣れている蠍髪も、隣にいるおかげか午戸兎から殺気染みたものを感じていた。
我に返った向鼠は、目の前の動かなくなった街狐の処理に困り、警らが解除されたあの倉庫に一旦運んだ。
人里離れた山奥にでも遺棄しようと、運ぼうとした時に色平に死体を見付けられ仕方なく襲った。
階段から落ち動かなかったので死んだと思いそのまま放置し、街狐の遺体を山奥に運び遺棄した、という顛末だ。
「俺のプロポーズ断るわ、色平に見付かるわ、雨が降って死体が見付かるわ、記憶喪失っていうから記憶戻る前に殺ろうとしたら失敗するわ………、全く、ついてないぜ。」
経緯をペラペラ話し、尚且つ反省も後悔も微塵も無い向鼠に、この場にいる皆が怒りで顔が歪む。
向鼠を取り押さえている、事件には関わっていない警官でさえ。
「お前の言い分は良く分かった。取り調べでも、検察でも、裁判でも、そう言え。それ相応の処遇が待っているから、覚悟しておけ。」
「(怖っ……!)」
静かに話す午戸兎。
しかし、顔の雰囲気も手伝ってかなり怖い。
普段見慣れている蠍髪も、隣にいるおかげか午戸兎から殺気染みたものを感じていた。