チャラい×真面目=事件!?
結局、色平が全て思い出したのは気を失う前、電気がつき駆け付けた蠍髪の後ろにいた向鼠を見たからだった。
ただ、色平は街狐の遺体を遺棄したのが向鼠だと分かってはいた。
倉庫で向鼠を振り払った際に、ヘルメットが脱げていたのだ。
逃げる為見たのは一瞬だったが、見知った顔の為に記憶はされていたようだ。
喪失してしまっていたが。
色平の表情が暗そうなのは、その事も関係しているのだろうか。
「そういえば、色平を襲ったナイフの刃と柄の間から酸化した色平の血液が検出されたって。向鼠のバイクの他に所持していた車のトランクからも猫笹街狐の髪の毛が出てきた。これで、証拠もバッチリだ。」
空気を変えてみようと、上郡はとりあえず声色を明るくしてみた。
凶器が同一の物であると判明し、本来なら入り込むはずがないトランクの奥の隙間から発見された髪の毛が被害者である猫笹街狐と一致。
一連の犯行が向鼠であると裏付ける物的証拠となった。
ただ、色平は街狐の遺体を遺棄したのが向鼠だと分かってはいた。
倉庫で向鼠を振り払った際に、ヘルメットが脱げていたのだ。
逃げる為見たのは一瞬だったが、見知った顔の為に記憶はされていたようだ。
喪失してしまっていたが。
色平の表情が暗そうなのは、その事も関係しているのだろうか。
「そういえば、色平を襲ったナイフの刃と柄の間から酸化した色平の血液が検出されたって。向鼠のバイクの他に所持していた車のトランクからも猫笹街狐の髪の毛が出てきた。これで、証拠もバッチリだ。」
空気を変えてみようと、上郡はとりあえず声色を明るくしてみた。
凶器が同一の物であると判明し、本来なら入り込むはずがないトランクの奥の隙間から発見された髪の毛が被害者である猫笹街狐と一致。
一連の犯行が向鼠であると裏付ける物的証拠となった。