Sweet&Sweet Everyday
1章
第一節
とある昼下がり。
俺、神崎忍は、授業が終わるなり、イヤホ
ンを取り出していた。
開くアプリはもちろん
「『ラブライブ!〜スクールアイドルフェ
スティバル〜』!!」
「なあノブ、スクフェスくらい静かにやれ
ないわけ?」
そう言うあきれ顔のこいつは、親友の伴野
智弘。俺はトモと呼んでいるが。
「いや、これから静かにするとこだった
し?」
「嘘だな」「嘘ね」
声が重なる。
「なんだ、里香か」
「なんだってなによ」
そう言って拗ねたような仕草をするこの女
子生徒は、篠原里香。
成績優秀、品行方正、いわゆる優等生だ。
ちなみに俺はどれも普通…
傍から見ると仲がいいが、俺と彼女の関わ
りは、まだ2年目である。
俺、神崎忍は、授業が終わるなり、イヤホ
ンを取り出していた。
開くアプリはもちろん
「『ラブライブ!〜スクールアイドルフェ
スティバル〜』!!」
「なあノブ、スクフェスくらい静かにやれ
ないわけ?」
そう言うあきれ顔のこいつは、親友の伴野
智弘。俺はトモと呼んでいるが。
「いや、これから静かにするとこだった
し?」
「嘘だな」「嘘ね」
声が重なる。
「なんだ、里香か」
「なんだってなによ」
そう言って拗ねたような仕草をするこの女
子生徒は、篠原里香。
成績優秀、品行方正、いわゆる優等生だ。
ちなみに俺はどれも普通…
傍から見ると仲がいいが、俺と彼女の関わ
りは、まだ2年目である。