いつだってあなたが好き。
それから1時間後、ふたりは春樹のお母さんが来たから挨拶だけして帰っていった。

「明菜ちゃん毎日来てもろてありがとうね」

「いえ、ただ春樹が大好きなだけなんで」

「ふふふ春樹は愛されてるんやね。
もしかしたら春樹、実はもう目覚めてて明菜ちゃんが毎日喋りかけてくれるんが嬉しくて寝てるふりしてるかもしれへんね」

「せやったらええんですけど…
でも春樹は嘘つけるほど器用やないから」

「せやね、あたしもそう思うわ」

「あっもう6時30分ですけど…
お父さん来はったから帰りますね」

「ええやん、最後までおりいや」
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