いつだってあなたが好き。
その場を立ち去ろうとしたら…


「せやけど俺!!」


「なによ、まだあるんかいな言い訳」

「ちゃう、俺本気であきちゃんのこと好きになってしもたんや」

「は?うちには彼氏おる言うてるやんか
それに春樹は生きてるあんたほんまバカやな」

「あぁ、俺はとんでもないバカや。
親父のしたことは一生償っても償いきれへんほど重大なことやのに、その親父に俺は従って
ほんで聞き出すためだけやったのに
あきちゃんのこと本気で好きになってしもて…
せやけど俺は本気なんや本気であきちゃんのことが!!」

「もうええ、わかったから何回も好き言わんといて。こんな形でしか出会われへんうちらやってんやから、もうこれから先あんたとうちはなんの進展もないよ」
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