いつだってあなたが好き。
いつだってあなたが好き
学校は休ましてもろて春樹の病院に向かった。
6時58分。
《コンコン、はいります》
「明菜ちゃんおはよ。よう眠れた?」
「いえ、眠れませんでした。
春樹がおらんくなるって考えられへんくて…
思い出ばっかり振り返ってました」
「そうやね、おばちゃんも一緒やわぁ
春樹が生まれた時のこと
初めて抱っこした時のこと
初めてママって呼んでくれたこと…
ねぇお父さん…」
「そうやなぁ昨日はいっぱい話したな〜
多分俺らのもとに生まれてこれて
春樹は幸せやったはずやでって話しもな」
「そうですねぇ、春樹は幸せもんですわ」
それからも春樹のお母さんとお父さんと
春樹を囲んでたっくさん話をした。
《コンコン》
春樹の友達は学校であんま来れへんかったけど
ほんまに春樹のことを大事に思ってる友達は
30人程来てくれた。