キミのとなり
亜嵐Side
夢希を家まで送ったあと、俺は
まだ星が見たりなくて、一人で
家の近くの公園で星を見ていた。
夢希の家に行った時に見つけた
あの写真が頭から離れなくて、つい、
"あー俺アイツよりお前のこと
わかってるわー。"
なんて、つい本音を言ってしまった。
夢希は誰のことだかわかってなかった
みてーだし、よかったんだけど。
と、一人でそんなことを考えていると
あのウザイくらいラブラブなカップルが
公園に入ろうとしているのが見えた。
「夏菜ー!そこのブランコで
星みようせー!!」
「おーいいねー!さすが海人っ♪*゚
ん?ねぇ、あれって亜嵐じゃない?」
気づかないフリをしていたが
あっさり見つかってしまった…(笑)
「おぉー!!!亜嵐じゃん!!!
お前も星見にきてたのか!!!」
「お疲れっす!!!リア充参上って
やつっすかね?(笑)」
「リア充参上ってやつよ♪ふふっ」
うぜー。夏菜。うぜー。(笑)
「一人でよく星見るのか??
それとも何か悩んでるのか??」
「いやー俺はただ星綺麗だったから
見に来ただけっすよ!!!恋の悩みあれば
すぐ海人先輩に言ってますよ(笑)
じゃ、俺はお邪魔みたいなんでこれにて
退散しやすっ!!お疲れーす!!!」
さすがにあの二人の中には
混ざれないと思い、俺は先に
家に帰ることにした。