キミのとなり




「夢希ちゃーん!!!こっちだよー!!!」



わたしは駆け足で向かった。



「すいません、お待たせしちゃって…」



「いいよいいよー!!!さ、たべよー!」



私はベンチに座りお弁当を広げた。



「うわ、すっげ!これ手作り?」



「はい、一応(笑)両親が朝早くから
仕事なので自分で作ってるんです★゛」



「へぇー!!!家庭的なんだねっ!!!
そうそう!!!夢希ちゃん3年の間で
かわいいってちょー人気だよ!!!」



「え!そんなことないです!
そんな噂誰が流すんでしょうね…」



「本当のことだよ?俺なんてさ、
夢希ちゃん事、ちょー好きだよ?」



そう言って先輩は私のことを
押し倒してきた。



「え、ちょっと、やめてください。」



「ねぇ、俺と付き合ってよ。
付き合ってくれなきゃキスするよ?」



「わ、私先輩のことまだよく
知らないですし、いきなりすぎて
答えれないです。」



私は怖くて怖くて震えていた。
先輩のことを押し退けようとしても
男の人の力には勝てるはずかなく、
さらに顔を近づけてきた。



「本当に…やめて、」



「先輩に向かってタメ口?」



もうダメだと思った瞬間、
屋上のドアが大きな音を立てて
開いた。
そこには夏菜と海人先輩がいた。




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