キミのとなり
「夢希!!!大丈夫???
ごめんね、あたしのせいだ。」
私は気づいたら泣いていた。
「夏菜。怖かった。うぅっ」
「ごめんね、来るの遅くなって。」
「俺からも謝る。ごめんな。
こんなつもりなかった。ほら、
お前らも謝れよ。」
そう海人先輩が言うと二人の先輩も
頭を下げ、謝っていた。
「許されることじゃないと思うけど
俺からもお願いする。もう二度と
しないように言い聞かせるから、
許してやってくれないかな?」
「はい。わかりました。
もう大丈夫です!!!」
私は無理に笑顔を作り海人先輩に
そう告げた。
そして夏菜と教室に向かった。
「夢希、ほんっとにごめんね。」
教室についてからも夏菜は私に
必死で謝ってきた。
それを見てさっきの事を思い出し
わたしはまた気づけば泣いていた。
「夏菜は、なんも悪くないよ!!!
私も男の人二人もいるのに
OKしたのがダメだったんだよね。」
わたしは夏菜に抱きしめられながら
昼休み中ずっと泣いていた。