キミのとなり
私は3人に呼ばれたうちの二人とは
もうお別れして残る一人の元へ
向かっていた。その一人というのは…
「ごめん!!遅くなっちゃって!!」
「大丈夫。他にも呼ばれてただろ?」
「うん、でも断ってきた(笑)
亜嵐こそ沢山告白されたんじゃない?」
「沢山じゃねーよ(笑)それより
今日は楽しめたかー?」
「もうすっごい楽しかったよ★゛
カフェも大成功に終わったし、
来年もこんな感じでやりたいね!」
亜嵐と話し出すと止まらなくなる。
告白タイムのこと忘れて2人で
かなり長い時間話していた。
すると放送がなった。
__あと10分ほとで告白タイムは
終了となります。19時からは花火を
お楽しみください__。
「そういえば告白タイムだったな。
お前と話してると時間忘れるわ。
それじゃ改めて聞いてくれるか?」
そう言うと亜嵐は真剣な顔をして
私の方を向いていた。
「うん。」
「俺は1年の頃からずっとお前の事を
見てきてるし、知ってる。
好きなものだったり趣味だったり
笑い方だったり怒り方だったり、
全部全部知ってる。
何故か他の奴と違ってお前とは気楽に
っつーか素で話できるんだよな。
話始めると止まんねーし楽しいし
自然と笑顔になる。俺は夢希から沢山の
笑顔と幸せをもらってた。それを今度は
おれがお前にしてやりたい。
俺が笑顔にしてやる。ぜってー幸せに
してやる、だからっ…
俺と一緒にいてくれませんか…?」
私は今まで見たことのない亜嵐の
真剣な表情に吸い込まれそうになった。
そして胸のドキドキが止まらなかった。