キミのとなり
おそるおそる後ろを振り返ると、
なんと、目の前に人影が…!!!
「うわぁぁぁぁ!!!びっくりした。
あ、ごめんなさい、ごめんなさい。」
わたしはひたすら謝った。すると、
「あぁ、わりぃ。ビックリさせる
つもりはなかった。ただあまりにも
楽しそうだったから混ざりてーなー
とか思っただけ(笑)」
「あ、いや、でもすいません。」
私は申し訳なさそうに答えると
「あ、俺、一条亜嵐。ちなみに
サッカー部なんだ、俺(笑)
席もとなりだし、これから
よろしくな!夢希ちゃん!ニコッ」
ドキッ///
不意に見せた笑顔になぜか
ドキッとしてしまった。
なんなんだろうあの人は。
今まで飛雅以外の男の子は
怖いっていうイメージしかなかったのに、
あの人は何か違うような気がした。
こうしてわたしの2年生が
スタートした。