キミのとなり
朝早くに亜嵐に起こされた私は
目がまだあまり開いていない状態で
ベットから降りて準備を始めた。
不思議と亜嵐とは何でも話せる★゛
ピーンポーン__。
「げ!ってか早くない??
着いたらLINEするって言ったくせに。」
そう思いながらスマホをみると既に
LINEが何件か来ていた(笑)
急いで玄関へ向かうと、ドアをあけて
亜嵐が中に入ってきていた。
「LINEしても返事ないから
勝手に入っちゃった(笑)」
「ごめん、携帯放置してた!
そこで待ってて!すぐ来るから!」
「えー。やだ。おじゃましまーす!」
そう言ってズカズカと入ってきた。
「ちょっと!散らかってるから泣」
そんなのは無視して亜嵐は結局
ソファーに座ってTVを見始めた。
「もうすぐ準備終わるよー?」
そう言って亜嵐の方を向くと
TVの下の方でうずくまっていた。
「え?具合悪いの?」
「ちげーよ!(笑)小さい頃の夢希の
写真あったから見てただけだよ。」
「なんだーびっくりしたぁ!!!
写真見てただけなんだ(笑)あ、そうそう!
これ、隣の子飛雅なんだよー!!
可愛くない??」
私は自慢げに写真を見せた。
すると亜嵐はスッと立ち上がって
私の方を向くと、
「へぇー。準備できてんじゃん。
行くぞ。」
そう言って腕を掴まれ引っ張られた。
一瞬、怖い顔をしているように見えた。
だけど、気にせず、家を後にした。