恋は偶然と必然の名のもとに
『そうかそうか、しょうがないなぁ、お姫様のお供として付いていきますかー!』

「はいはい、よろしくおねがいしますね…」

『んぢゃ12時ぐらい?あそこでね?』

 あそことは、去年、駅前に設置された、ヘンテコなカタチをしたオブジェのことだった。

「うん、わかった。」

『んぢゃまた何かあったら連絡するからー』

 アヤカとの通話を切ってから、なんともなしにスマホをいじっていると、マンボウの画像が現れた。

 そしてマンボウ、高志からのメールは無かった。

 ふむ。

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