天国から君へ〜大好き〜
逢いたい。
どうしようもなく、逢いたい。
「蕾・・・。」
その名前をつぶやいた瞬間、おおつぶの涙がこぼれおちた。
次々と想い出がよみがえってきて、ギュウッと胸がしめつけられる。
どうしよう。
今すぐに、彼に抱きつきたい。
でも。
私、もう死んでるから・・・。
逢えない。
その事実が、ずんと胸につきささる。
それでも、すがるような思いでモランボンさんに聞く。
「あのっ・・・、も、う、会えないんですかっ・・・?」
私のこの言葉に、モランボンさんは困ったような笑顔をうかべた。
「まぁ、可能ですが・・・。」
てっきり、「ムリです。」と言われると思っていたから、なんだかひょうしぬけしてしまう。
「え、じゃーなにをすればいいんですか?」
そう質問すると、モランボンさんはさらに困った顔をした。







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