肥山君がかっこよすぎて辛いんですが!!
肥山君は途中から私にこんなことを言ってきた。




「後ろ乗る?」




と。




後ろというのは自転車の後ろでありまして!




「えええ!いいんですかっ!?」




「いいよ。家まで送るから」




「やったぁー!!」




「子供みたい」




「え?」




「いや、じゃあつかまっててね」




皆様!




私は今とーっても幸せです!!




幸せと言う名の風を感じております!!




「肥山君すきーっ!」




私は風を感じながら叫びます!




「毎日飽きないね」




「だってだって!好きなんだもん!」




「そう」




「肥山君はー?」




調子に乗って言ってみる。




「嫌い」




「ですよねーっ!!」




あはっ!




くじけません!




「肥山君は好きな人いますかー!」




「ごめんねいなくて」




「そうなんだ!それって私にもチャンスあるって事だよね!」




「まー…あるんじゃない?」




「えっ!?うそ!やったあ!!」




「頑張れば?」




「是非とも!!」




「肥山君が好きですっ!!」




「いったい何度言えば…」




「だあーいすきっ!!」




私は思わず肥山君に抱きつく!




きゃあー!!!




どどどどうしましょ!!




だけど肥山君の反応なし!




って事はいいのか!!




「暑い、離れて」




「はぁーい」




やはり反応ありましたんこぶ。







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