肥山君がかっこよすぎて辛いんですが!!
肥山君とは二年でも同じクラスになった。
まあうちの学校は二年から進学クラスと就職クラスに分かれるということで、
私は進学するため進学クラス。
肥山君もたまたま進学クラス。
学科は同じだから、二年になる前から同じになることは分かってた。
そして三年もクラス替えはなしなのでこのままひとつ上がるだけ。
つまり三年間の高校生活は肥山君とクラスが離れることはないということだ。
「おい、未苑」
「なんですか?」
隣の席の日高君につつかれる私。
「前、プリント回ってきてるぞ」
「あ、ごめん…」
うっかりぱっさりしてたぜ。
私の頭の中は肥山君でいっぱいなんですから!
肥山君は私の右斜め後ろの席。
振り返るだけであんなかっこいい姿が見れるんです!
「未苑さぁ」
「ん?」
後ろの席に座る日高君が言う。
「彼方のこと本当好きだよな」
「えっ!」
「確かに顔はかっこいいけど」
「顔だけじゃないもん!」
全部好きだもん!!
「なんで好きになったんだよ」
「えっ…」
あ、そうだ…
私が肥山君を好きになった理由。
ずっと思い続けた理由。
それは私の記憶にはなくて…
今しか見てない私には難しい質問。
「なんでだっけ…」
確かに理由はあったのに、なんでだろう。
まあうちの学校は二年から進学クラスと就職クラスに分かれるということで、
私は進学するため進学クラス。
肥山君もたまたま進学クラス。
学科は同じだから、二年になる前から同じになることは分かってた。
そして三年もクラス替えはなしなのでこのままひとつ上がるだけ。
つまり三年間の高校生活は肥山君とクラスが離れることはないということだ。
「おい、未苑」
「なんですか?」
隣の席の日高君につつかれる私。
「前、プリント回ってきてるぞ」
「あ、ごめん…」
うっかりぱっさりしてたぜ。
私の頭の中は肥山君でいっぱいなんですから!
肥山君は私の右斜め後ろの席。
振り返るだけであんなかっこいい姿が見れるんです!
「未苑さぁ」
「ん?」
後ろの席に座る日高君が言う。
「彼方のこと本当好きだよな」
「えっ!」
「確かに顔はかっこいいけど」
「顔だけじゃないもん!」
全部好きだもん!!
「なんで好きになったんだよ」
「えっ…」
あ、そうだ…
私が肥山君を好きになった理由。
ずっと思い続けた理由。
それは私の記憶にはなくて…
今しか見てない私には難しい質問。
「なんでだっけ…」
確かに理由はあったのに、なんでだろう。