腹黒王子様とお見合いした結果
既に話をしているって..どこまで話したの?
なんて勝手な親なんだろうか
「じょ、冗談じゃないっ!私を幾つだと思っているの?
高校生だよ?先週入学式終わったばかりだよ?」
「いやいや、でもね、先方さんの親御さんとはそれはそれは話が合ってね。
会うだけでもいいから!」
そんな両手を合わせて見せたって私の気持ちは変わらないのに。
紅茶を一口飲んだ。熱っ!
「とにかく!お見合いなんて絶対に嫌ですから!」
「頼むよ、千草!一度会うだけでもいいから、ね?」
ね、とかそんな事を言われても。最終的に断れない事を知っているくせに。
そんなこんなで。
無理矢理、強引に私はお見合い相手と会うことになってしまったのだ。