腹黒王子様とお見合いした結果
2 どんな私でも呆れないでください
午後4時の拷問
「さあ!説明してもらおうじゃないの!」
月曜日の放課後。
朝から二人からの何のおとがめも質問攻めもなく、
平和な一日が終わると思ったのに。
放課後、遂に私は宝生君と昌ちゃんに両腕をつかまれて、
この前行くはずだったカフェへと強制連行されてしまった。
それぞれの目の前にはパフェとケーキセット。
プリンセットが置かれてある。
二人は美味しそうにケーキセットとプリンセットを
食べているけれど。
私もそれに手を出そうとすると昌ちゃんからまだよ~
と睨まれてしまった。
「あのぉ..私も食べたいのだけれど..」
「千草ちゃん?その前に何か言うこと、あるんじゃないのかなぁ?」