腹黒王子様とお見合いした結果



受け取って鞄にしまった。部屋に戻ったら急いで書かないと。



話を終えるとお父さんは大きな荷物を持って海外へと行ってしまった。



お父さんとこうしているのもあと少しだというのに。


「あら、おかえりなさい、お嬢様」

「お父さんが何を考えているのかさっぱり分からない」


「お父様は常にお嬢様の事を一番に考えていますよ」


篠塚さんが私の肩をぽんっと叩く。
どんなに勝手なことをしていても、
やはり一番は私の事を想っていてくれてるんだよね。



お父さんはいつだってどんな時も私の唯一の味方なんだもん。


部屋に戻って鞄に入っている荷物を取り出した。


そうだ



今のうちに古典の宿題をやってしまわないと。



私服に着替えて再び机に向かった。



さてと教科書、何ページからだったっけ?


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