嘘つき少女は君を愛せなかった
「んー…」
…!
夢…見てたんだ。
辰巳があんなこと言うから…!
ていうか…
「なんであんたいるのよ!!!」
バッチーーーン!
「いってええ!起こすならもっと優しくしてよ!
目覚めのキ…」
「するかばか!!」
私のベッドにいつの間にか夏目がいた。
もちろん招いた記憶もないし、家に入れた記憶もない。
「あんたそこで待ってて、警察呼ぶから。」
「いやいやまてまて。」
「…そういえばあんたさ。」
そういえばこいつ、今日女と帰ってたんだっけ。
聞いていいんだろうか。
「なーに?ルイちゃんの話ならなんでもきーてあげる♡」
「今日誰と帰った?」
その瞬間すーっと夏目から血の気が引いてくのがわかった。
けれど、すぐにいつもの笑顔を見せる。
「切ないことにねえ、今日ぼっちだった~」
…。
私に言えないこと、そんなのあるに決まってるけど。
なんか嫌だ。
「…お前にはぼっちが似合ってる。」
「え、ひどひどひどい。てか夏休みどっか行く?
従兄弟ちゃんとかとどっか行くんならおれも同席するー」
「行かねえよ、行っても連れてかねえよ。」
秘密があるなら私にもヒミツ、作らせてよ。
そうでなくちゃ…また追いてかれた気がしてしまうから――
…!
夢…見てたんだ。
辰巳があんなこと言うから…!
ていうか…
「なんであんたいるのよ!!!」
バッチーーーン!
「いってええ!起こすならもっと優しくしてよ!
目覚めのキ…」
「するかばか!!」
私のベッドにいつの間にか夏目がいた。
もちろん招いた記憶もないし、家に入れた記憶もない。
「あんたそこで待ってて、警察呼ぶから。」
「いやいやまてまて。」
「…そういえばあんたさ。」
そういえばこいつ、今日女と帰ってたんだっけ。
聞いていいんだろうか。
「なーに?ルイちゃんの話ならなんでもきーてあげる♡」
「今日誰と帰った?」
その瞬間すーっと夏目から血の気が引いてくのがわかった。
けれど、すぐにいつもの笑顔を見せる。
「切ないことにねえ、今日ぼっちだった~」
…。
私に言えないこと、そんなのあるに決まってるけど。
なんか嫌だ。
「…お前にはぼっちが似合ってる。」
「え、ひどひどひどい。てか夏休みどっか行く?
従兄弟ちゃんとかとどっか行くんならおれも同席するー」
「行かねえよ、行っても連れてかねえよ。」
秘密があるなら私にもヒミツ、作らせてよ。
そうでなくちゃ…また追いてかれた気がしてしまうから――