嘘つき少女は君を愛せなかった
楽そうな格好をした夏目をみてベッドから腰を浮かす。

「私にあっても楽しくないのになんで来るんだよ」

はあーとため息をつきつつもクッションを出してやる。

「楽しいかどうかを決めるのはおれだよ。それに」

夏目はもったいぶるとこっちに歩み寄ってきた。

クシャッ

「…?!?!////」

これが噂に聞く頭ポンポン?!

「なにすんだ!!」

ババーっと距離をとると夏目は嬉しそうににやけた。

「…ルイもおれに会いたがってるって思ったからほんとに会いにきた。」

わたしがあいたいいいぃ?!

「そんなのお前にわかるかよ!その前に会いたくもないわ!」

混乱して適当な言葉を並べると夏目はまた、

意地悪く笑う。

「だってすぐ返信したじゃん。いつもなら2日3日来ないのにさ。」

「そ、れは…!」

なんで、だろうね?
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