き み さ え い れ ば 。

「悪かった。ごめん……
そうだよな……
俺がいなくても回るよな……
それより、俺が出来なくなったとき
フォローするやつらのこと
考えてなかった。
自分勝手だった……」

『でも……白崎先輩のように、
落ち込む人が出ないようにって
考えたからでしょ?
自分が怒鳴ったのも許せなくて』

「そうだけど……
それもただの自分勝手だな。
ミスするのもそれで落ち込むのも
俺や白崎だけじゃないし、
そうゆうのを経験して
ミスしないやり方やフォローの仕方を
覚えていくんだよな」


白崎が成長しようとするのを
俺が邪魔してた。
出来ないことはないのに。


「はぁ……さすがに無理だったよな。
バカだな、俺。
迷惑かけてごめんな。」

『そんなことないです……』

「昨日からずっとここにいるのか?
春佳の仕事は?
休みもらってるなら帰って休めよ」

『うん……』



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