き み さ え い れ ば 。

片付けをしていると、


「手伝ったこと他のやつにはゆうなよ」


と言ってきた。


『え?なんでですか?』

「そうゆうキャラだから」

『……はい?』

「俺は新人でも誰でも厳しくするし
間に合わせないといけない仕事以外は
手伝わないんだよ。
新人手伝ったとか知れたら笑われる」


申し訳ないけど、盛大に吹いた。


「笑うんじゃねーよ」


肩を叩かれたけど怒ってる風ではなく、
彼も一緒になって笑っていた。


その日から、
彼に対する印象が変わり始めた。



< 6 / 127 >

この作品をシェア

pagetop