青の、果実。

「そんな事ないよ!
また今度一緒に帰ろうね。」



「そうだな、さんきゅ。
そう言えば今日は何か用でもあったの?」



あ、リンゴのケーキ…


わたしは幡山くんに袋を手渡した。



「これ、お母さんから。
おばぁちゃんと幡山くんに!だってさ。」



旨そう〜。と、袋に顔を突っ込む幡山くんは無邪気で可愛かった。



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