淡く遠く過ぎた時間〜愛のカタチ〜
大股で私の方へづかづか歩いてくる。

「ほんとに千梨ちゃんだぁ!!」

…思い出した。
こいつは、同じ中学出身の
いじめをチクったやつ。

こいつのせいで、私は…

「なんだ、知り合いか?浅葱?
 よしっ浅葱、こいつたのんだぞー、

 茜、席変わってもいけるか??

 ほーいこれでHR終わるぞー。」


「きりーつ、れい!」

視界が歪む。

バタンッ。
 
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