淡く遠く過ぎた時間〜愛のカタチ〜
―コンコン…クロエ様、新しい女が入りました。
冷淡で低い、召使いのカルロスの声がした。

もうすでに女は気を失い、ベッド眠っていた。
そのため僕は女を放り部屋を出た。


―パタパタパタッ

「まって!クロエ様!」
そういって僕の足にすがりつく。
心底気持ちが悪い。
「お金は!?」

「そうだね、6万€でどうだい?」

女は顔を緩ませ、ローカを戻った。


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