淡く遠く過ぎた時間〜愛のカタチ〜

知らない感情。

あの女どもは僕の玩具に過ぎない。

ましてや、あの女どもに恋などありえない。

確かに最近ボーっとしている事が増えた。
だからといって、僕に恋などありえない。

「クロエ!」

焦って振り返ると、立っていたのはライリーだった。
「どうしたんだい? ライリー。」
少しホッとした。

「最近、あなた、へんよ?」

この時、カルロスの言葉が頭をよぎった。

『 そうだな、あのライリーとかいう女が着てからだな。
 少し、様子がおかしい。』

「…何でもないさ」

この日、僕は彼女へ、不思議な想いを抱きながら、
別の女を壊した。



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