【完】すき、好き、大スキ。
それを見たユリアは哀しそうな表情で
「そうだけどさ。
そんなのっていつか限界がくるし……それに神楽弟はどう思うかってのもあるよ」
璃久?
璃久がどう思うかが
1番の問題だなんて
言われなくても気付いてるよ。
だけどさ。
好き同士になれば、
2人で頑張れるじゃん。
歳の差なんて
関係ないくらいに
ラブラブすればいーんだもん。
……璃久とじゃ、
ラブラブは無理ぽいけど。
今は、あたしが頑張って好きになってもらえる努力する時だし。
ただ嫌いなら。
本当に嫌いって言われたら、
「その時は諦めるよ」
と小さく囁くような声で呟いた。
その時は仕方ない。
璃久が、3つの歳の差を無理だというんなら仕方ない。