【完】すき、好き、大スキ。
後藤にリードされたまま、
ファーストフードに入った俺の目に飛び込んできたのは、
コントか?
そう突っ込みたくなるような、こけ方をした梢の姿。
何でココにおんねん!?
そう思う事はなく。
何しとんねん。
その思いだけ。
大体の事は察しがつく。
どうせ、気になって後をつけて来たんやろう、とか。
この男が嘘の吐いた身代わりやろう、とか。
しかも猿芝居まで披露してくれて。
今にも泣きそうな顔して。
必死に喋って。
本間、わけわからんわ。