【完】すき、好き、大スキ。
いいわけ!?
って聞かれれば、よくない!
だって、誕生日だし。
お祝いして欲しいもん。
だーかーら!
自分で誕生日会するんじゃんね。
そしたら璃久だって、
祝わないわけにはいかないでしょう?
もう、ユリアわかってないなぁー。
「はぁー。てか、神楽弟に誕生日のことは言ったの?」
「あ、うん! かなり前から言ってる」
「で、何て?」
「おめでとう。って言ってくれてるよ」
椅子にガックリと落ちるように座ったユリアは、あたしの顔を見て
「受験終わったら、盛大な誕生日会してあげるからね」
と、哀れんだ表情をした。