【完】すき、好き、大スキ。



へ?



突然の事に、眉間に皺を寄せ



「璃久?」



そう呟いたまま、時が止まってしまった。



あたしの瞳には、
ぶすっとした表情の璃久が立っている姿が映る。


あたしと目が合うと、目線をズラした。



え?

え!?

えええ?



「ど、どうしたの!?」



驚くあたしに、璃久は

逸らした目を合わせる事もなく



「お前、何しとんねん」



と近づいて来た。



< 67 / 381 >

この作品をシェア

pagetop