【完】すき、好き、大スキ。
―――………
――……
―…
いつも通り、
璃久が塾から出て来るのを待ってた、あたし。
璃久を見つけるとダッシュで駆け寄り叫ぶ。
「璃久ー!」
ギューっと腕に絡みつくあたしを、
物凄いウザそうな顔で見下ろす璃久は、また背が高くなった気がする。
「離れろ」
そんな言葉も聞こえない、フリ!
だって彼女って実感沸かないんだもん。
璃久は今までとなーんにも変わらないし。
メニュー