【完】すき、好き、大スキ。
昨日のユリアとのメールで、
直接話が聞きたい。
そう言われた今日。
全てを話したあたしに
「璃久君って、ツンデレ過ぎ」
と大笑いしてたさっきまでの楽しい時間は……
どこへ行ったんだー!
目の前では呆れた顔をする、ユリア。
その前で真っ青な顔をする、あたし。
「梢、それマジで言ってんの?」
その言葉に、コクリと頷くしか出来ない。
「後一週間もないよ、夏休み」
今、言われて気がつきました。
「あんた……本気のバカでしょう?」
はい、本気でバカでした。