ラグタイム
僕は直美さんにメールの返事をしていないことを思い出し、スマートフォンに視線を落とした。

実のところを言うと、彼女との関係はキスまで進んだところである。

直美さんは僕の家に泊まりにきていいかとメールをしてきた。

これは…もしかしたら場合によっては、次のステップへと踏んでもいいかも知れない。

直美さんとつきあい始めて、もうすぐで半年を迎える。

つきあって半年で…って言うのは、早過ぎるかな?

直美さんが人生でできた初めての彼女なので、僕にはそう言う定理みたいなものがよくわからないのだ。

でもドラマや小説ではつきあって即…みたいな展開がよくある。

…大半はお酒の勢いと言うヤツなんだけど。
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