ラグタイム
◇藤本大輔目線◇
夕貴の後ろ姿が見えなくなったのを確認すると、俺はズボンのポケットに入れていたスマートフォンを取り出した。
電話の着信が1件きていた。
画面をタップすると、“真渕雄大(マブチユウダイ)”と名前が表示された。
俺の幼なじみで、朝貴の捜索を依頼した探偵だ。
警察は彼の捜索に協力をしてくれなかったため、雄大に依頼するしか他がなかったのだ。
何かわかったことがあるかも知れないと期待を抱きながら、俺は雄大に電話をかけた。
「はい、『真渕探偵局』です」
雄大の声と爆音が電話越しに聞こえた。
一体どこにいるんだ?
「俺だ、大輔だ」
そう思いながら名前を言った俺に、
「おう、大輔か」
雄大が嬉しそうに言った。
電話の着信が1件きていた。
画面をタップすると、“真渕雄大(マブチユウダイ)”と名前が表示された。
俺の幼なじみで、朝貴の捜索を依頼した探偵だ。
警察は彼の捜索に協力をしてくれなかったため、雄大に依頼するしか他がなかったのだ。
何かわかったことがあるかも知れないと期待を抱きながら、俺は雄大に電話をかけた。
「はい、『真渕探偵局』です」
雄大の声と爆音が電話越しに聞こえた。
一体どこにいるんだ?
「俺だ、大輔だ」
そう思いながら名前を言った俺に、
「おう、大輔か」
雄大が嬉しそうに言った。