★ 恋は夜空のジグソーパズル ★
10代の頃…
僕は恋愛に関して超がつくほど真面目でした。

世界には運命の赤い糸で結ばれた女性がたった一人存在する…
その運命の世界でたった一人の女性と出会うまで…
恋愛なんて絶対出来ない。


今思うと…

偽物の天使のふりした本物の天使…

そんな時代でした。


20代の頃…
運命の女性との恋愛に永遠なんて無い事を知りました。

だけど運命の女性と出会えた事を僕は誇りに思いました。

しかしもう運命の女性はこの世界には存在しないと悟り…
その悲しみから僕は冷めた恋愛しか出来なくなり…
軽い恋愛ばかりしてしまった。

沢山の女性を傷つけ…
そして僕も傷つきました。

本物と偽物の恋愛…
その意味の違いを…
僕は知らないふりをしていました。


今思うと…

本物の悪魔のふりした偽物の悪魔…

そんな時代でした。

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