『好き』の言葉が聞きたくて

だから…






「ふぅ、疲れた~……」


気づけば私一人が部室に残っていた。

もう7時だけど、外はうっすらと暗くなってるくらいで明るい。



「帰りますかぁ~」




道具を片付けて帰り支度をする。



階段を降りる途中に見るいつもの景色。


あ、まだ練習してる……。

………サッカー、か。


いつも、何故か魅入ってしまう彼。

辛い練習のはずなのにいつみても楽しそうにプレーしてる。



同じクラスのサッカー部の人。


神無月 翔太(かんなづき しょうた)



< 12 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop